「ウェットな熱量」と「ドライな視点」バランス感覚を持った人と一緒に働きたい

レベニューマネージャー | 2024年入社

「ウェットな熱量」と「ドライな視点」バランス感覚を持った人と一緒に働きたい

シェアダイン入社のきっかけを教えてください

シェアダインに投資をしているベンチャーキャピタルの代表を通じて紹介してもらったのが最初のきっかけです。

当時の私は子どもが1歳になったばかりで、「子どもにも誇れる事業をつくりたい」「人とテクノロジーを掛け合わせて、人の可能性を広げる仕事がしたい」というのが転職の軸でした。シェアダインは「食×働き方」というテーマで、まさに人とテクノロジーの融合を目指していたので興味を持ったんです。

代表の飯田と話してみると、飲食業界の課題感や「シェフを中心に業界を変える」というビジョンに強く共感し、「これは私が目指していることと通じる」と確信しました。


シェアダインでのポジションと業務内容を教えてください

「レベニューマネージャー」と言って、経営企画として事業全体のリソース配分をマネジメントしています。具体的な業務は「人・お金・モノのリソースをどこに投下すべきか」を俯瞰して考えるところから始まります。

シェアダインは急成長フェーズにあり、セールス・CS・マーケティングなど部署が増えてきたことで、事業全体を見渡して連携をスムーズにする必要があるんです。

「メンバーそれぞれの目標と会社全体の方向性をどうシンクロさせるか」が私のミッションと言えるかもしれません。単に数字だけを見るのではなく、メンバーひとりひとりの強みや想いを尊重した上で、最適解を見つけるというところが大きなポイントです。

実際に入社してみて感じたことはありますか?

「ウェットな熱量」と「冷静に数字を見る視点」の両面をバランスよく持っているのがすごいなと感じました。

シェアダインは「飲食業界や料理人に対しての真摯な姿勢」を持っているメンバーばかりです。飲食業界に関心のある人や元シェフの人、食への思いが強い人が多くて、「シェアダインの資産はシェフ」という意識がしっかり根づいています。料理人の未来のキャリアを真剣に考えていて、「料理人の世界を変えるんだ」という強い意志を持って動いている人が本当に多い。代表の飯田や共同代表の井出を筆頭に「ウェットな熱量」が社内に浸透しています。

一方で、ドライな部分も持ち合わせています。思った以上に「数字」を見ているんです。私の前職でも当然そういう文化はあったのですが、シェアダインは飲食店側の歩留まりに始まり、ファイナンスの数字、マーケティングのチャネル別のコストなど、あらゆる数字を見て分析しています。シェアダインの事業規模でここまでドライに数字を見るのは意外だったし、これをベースに経営判断しているのは驚きでしたね。


レベニューマネージャーの立場から描く今後の展望を教えてください

シェアダインのメンバーは現在、50人程度です。人数はまだまだ足りなくて、もっと採用を加速していきたい段階ですが、組織が大きくなると部門同士や個人同士の連携が必要になってくるんです。

例えば「シェフを獲得する部署」と「飲食事業者を獲得する部署」があって、さらにその中でも「リードを取る人」「商談する人」「既存顧客にアプローチする人」などに分かれていて、だんだん「組織っぽさ」が増してきます。飲食事業者やシェフから見れば「シェアダイン」というひとつの会社なのに内側では担当が分かれていて、「情報のすれ違い」が起こる可能性があるフェーズだと思うんです。

「東京の事業者ばかり取ってきてるのに、シェフ側は大阪でばかり集めている」みたいなミスマッチが起こらないよう情報を俯瞰し、「あ、ここをつなげばいいじゃないか」と「この人をこっちに配置したほうがスムーズにいくよね」というのを提案していくんです。

今はひたすら課題を洗い出して施策を打ち、それを繰り返している状況ですが、目指しているのは組織が大きくなっても部門間の情報共有や連携を円滑にすること。つまり「風通しのいい状態を作りたい」というのが私の大きなミッションです。

経営企画室として「数字面を管理する」のも大事な役割ですが、単に「ここの売上が悪いからお金を引っ張ってこっちに投資します」のようにドライにやりたくないんです。

今の規模だと、指標を1つ変えるだけでも誰かの業務量が増えたり、逆に他の誰かの業務が減ったりとか、個々の仕事への影響が大きいと思うんです。「チームの人員を1名動かす」ということは「チームのメンバー構成や業務量、モチベーションにどう影響するか」をしっかり考えて、当人たちと会話しながら決めていきたいんです。

大企業の経営企画だと、数字を見て「ここに予算を振ろう」と決めるだけで終わるかもしれないけど、シェアダインの今の規模感だと、ひとつの決断が「誰が何をするか」までダイレクトに紐づいているんですよね。

数字は数字でちゃんと見て、シェアダインの文化を守りつつ組織をスケールさせる。そんなスタンスでやっていきたくて、私なりに「ウェット」と「ドライ」のバランスに気を配りながら進めていくイメージですね。


シェアダインで一緒に働きたい人物像を、脇さんなりの視点で教えてください

「飲食業界が好き」「シェフに思い入れがある」方は歓迎します。でも、シェアダインの事業の本質としてはバーティカルSaaS(業界特化型SaaS)なんです。出張シェフも含め、「スポットシェフ」「シェフリンク」という深いバーティカル・サービスで市場の大きな課題にフィットしている。この課題に関心を持ってくれる人にぜひ来てほしいです。

日本の飲食業界は人材不足が顕在化しているので、シェアダインの事業はしっかり需要に合っていて、ビジネス的にも評価されやすいと思っています。IPOを見据えた成長フェーズだからこそ、「市場課題にフィットしたバーティカルSaaSだな」と投資家視点でも感じてもらえるはずだし、会社規模としてももっと伸びる。人材不足という構造的課題がある限り、まだまだ可能性が大きい分野なんです。

グローバル展開も大きなテーマです。日本食は世界的に評価されていますし、日本には人口に対して飲食店や料理人が多いという強みがあります。「日本の料理人が世界で働くのをサポートしたい」というのが今後の大きな展望です。確実にニーズがあり、市場も拡大していく。そういうビジネスとしての面白さに惹かれる人にもジョインしてほしいです。

今のシェアダインには「飲食が好き」「シェフが好き」なウェットな熱量を持った人が多いんです。それは原動力でもあるし大事にしたいカルチャーだけど、これから会社が大きくなるにつれ、ドライな視点で事業を進めてくれる人も必要だと思っています。「勝てるマーケットだし、数字を見ても面白い」と感じてくれる人が合流することで、組織としての推進力がさらに増すと思っています。

もちろん「料理人の仕事の世界観を変えたい」「食の世界をアップデートしたい」という思いは大切にしてほしいんですが、同時に「数字で見ても面白い。ここに乗るのはアリだな」と思う人に来てもらえるといいですね。

シェアダインには、シェフへのリスペクトがしっかりある一方で、事業として世界に打って出たり、飲食業界全体のDXを加速させたりする構想もあります。それを「確かに市場として勝ち筋がある」「ビジネスとしても魅力的」と感じられる人が入ってくると、さらに飛躍するんじゃないかな、というのが私の思いですね。

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